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漆喰壁の裏③

前回からの続きで「漆喰塗り壁の下地材の透湿性について」の実験結果をアップします。

まずは作成したサンプル壁の紹介です。

①PB(プラスターボード、普通石膏ボード):最も一般的な壁下地材です。ビニールクロスでも漆喰などの塗り壁でも、一般的に建築会社はこれを下地にします。

②LB(ラスボード、塗り壁用下地ボード):表面型押しされていて塗り材が定着しやすいボードです。カンザキ建設の標準壁下地ボードです。

③LBに厚塗り専用の下塗り材を塗ったサンプルです。LBには一番相性のいい下塗り材です。カンザキ建設の壁の仕様がこれです。

④PBに薄塗りの下塗り材を塗ったサンプルです。ハウスメーカーなどで一部塗り壁にする場合、通常この状態の下地です。

⑤は③に漆喰を3㎜塗って仕上げたサンプルです。カンザキ建設の壁がこれになります。

⑥は④に漆喰を3㎜塗って仕上げたサンプルです。一般的な「漆喰が標準です」という建築会社の壁がこれです。カンザキ建設とは表面の漆喰だけ同じです。

 

これらに50㎖程度の水を落として1時間経過した状態で検証してみました。①②、③④、⑤⑥と2つずつ解説していきます。

 

 

①②の結果です。予想ではともに直ぐに水が透過すると思いましたが、意外に①のPBが1時間経過しても表面に水が残りました。

①はその後6時間程度してにじんで浸透していきました。

②は穴が開いているからでしょう、30分かからず直ぐに水が染みこんで抜けていきました。

裏をみてもにじんで染みてきてました。

 

③④の結果です。これは明らかに差がでました。③は下塗り材が軽量骨材入りのためか、水を落とすと同時に吸収、透過していきました。5分ほどで水はなくなりました。かなりの透過率です。

④は1時間経過後も水がはじいていて、①同様6時間程度してもまだ表面は濡れていました。

 

⑤⑥の結果です。③④に漆喰を塗った実際の壁サンプルといったところです。⑤は1時間経過して表面には水は残らず浸透して、染みた跡だけ残っていました。

⑥はというと、ほとんどが透過していましたが、若干表面に水が残っていました。

 

 

というそれぞれの実験結果から、わかったことは表面の漆喰自体はある程度の水蒸気は吸収・透湿するものの下地の違いで壁の中へと透過する時間がだいぶ異なるようです。

これが梅雨時期や冬の加湿時期にどの程度体感に差が生じるのか、、または建物に「結露」という形で悪影響を及ぼすのか。。。

までは検証できませんでしたが、確実にいえることはカンザキ建設の家は他社と比較して、壁の下地においてもより一層、確実に室内の水蒸気を屋外へ透湿してあげているということがわかりました。

 

すなわち カンザキ建設は漆喰の性能を最大限に活かしている! ということです。