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C値と気密性とセルローズファイバー

C値とは簡単に言いますと、建物の計算床面積にどのくらいの隙間があるかを表す数値です。

その値は小さいほど気密性能が高いかを示します。

カンザキの断熱材にオプション仕様ではありますが、セルローズファイバーがあります。天然の木質繊維で出来た断熱材。新聞紙にホウ酸を混ぜることでシロアリやゴキブリなどの害虫にも効果があり、耐火性能も高めてくれます。

弊社で依頼しているゼットテクニカの大山さんからのデータを添付します。建物の外周部に隙間なく充填する為、C値(気密値:相当隙間面積)は0.5となっております。

サッシの仕様がアルミや樹脂、木製でも熱伝導率が違い、ガラスがペアかトリプル、アルゴンガス入り、クリプトンガスか?などその性能と開口面積により数値は異なりますが、ご参考までに。

 

しかし、気密性の高い家こそ、呼吸する素材を使うことが大切です。

それは室内の床材、窓枠材、ドア枠材、巾木、階段材を呼吸する無垢材に。そして壁や天井には呼吸する漆喰に。

実は最も大切なのは、構造躯体の内部結露を予防すること、そしてそのためには、構造材そのものに呼吸する無垢材(出来れば自然乾燥材)を使うこと。これが重要となってきます。

気密性だけを競っても快適な住空間には成り得ません。「断熱で日本を変える」の著者である山本さんの本にも書いてあるように、寒冷地で開発された基礎断熱を例にあげますと、床下に結露が発生してカビ臭さが抜けない事を指摘してます。

つまり建築素材選定の大切さと高温多湿の日本風土に合う工法で静電気の少ない心地よい空間が得れると考えます。

湿度も適度に適切に必要です。

湿度が高いと結露をおこしてカビが発生しますが、少なすぎても喉が痛くなり、肌の保湿にも悪く様々なウィルスの心配もあります。

数値だけで測れない清々しい空間。五感と感性を大切に。

 

神﨑隆馬