白いキューブと屋根のある家をギュッと合わせたイメージの外観。1階の床、壁、キッチン、造り付け家具もチーク無垢で統一。バスルーム～パウダールームの繋がりは、完成度の高いホテルライクな空間。

２0年前のお客様の娘様が新居を建てることになり、ご依頼されました。ご実家は和の家ですがこの作品はフレンチスタイルの装飾を施した建築。

インダストリアルなガルバリウム鋼板の屋根と外壁に温かみある木製窓の組み合わせ、さりげなくガラスと見切りなどディテールに拘ったアトリエ事務所兼住まい。

柔らかい障子から差し込む吹抜からの光。床やベンチの杉材には調湿性が高く冬、素足でも冷たくない素材でしかも殺菌性も高い。傷はつきますが家の歴史、人のしわ自然と同様に寛容な気持ちになっても良いと思わせてくれる優しい家。２階ホールのコーナーの窓は緑を取り込んだ設計。

２階LDKの家族が寛ぐ空間は空しか見えない高窓と吹抜。敷地を最大限に生かしたバランスの良いファサード。キッチン脇には奥様のワークスペース。吹き抜けからは家族の笑い声が聞こえてきます。LDKの床はチーク無垢。外壁も質感ある高級なマジックコート手塗仕上げ。

オークとチーク無垢のパイプオルガン/２１世紀に入り世界的にオルガンも突板が多くなっていますが違いが判る人は無垢を選ぶ。無垢材と漆喰の空間は音色も心地よい

白～黒の無彩色/意図的に削ぎ落した意匠/空間には自然光が降り注ぎ/プライバシーは確保。simple なレイアウトに考え抜かれた住空間とディテール。断熱材をセルローズファイバーにすることで広がりある空間も快適となります。