神﨑建設 工事部より②
神﨑建設の特色などをお伝えしていく工事部ブログですが、、構造的なところから使用建材、仕上げ材など、他社さんではまず考えられないような工法や仕様で家造りをしています。
まず何から、と思いましたが、やはり原点の構造的なことからいくつか特色を、現場目線でお伝えしていこうかと。
構造的なことといっても多々ございますが、今回はこだわりの壁の筋交い!!
一般的に壁の倍率などの計算(壁量計算)から強度=耐震等級などが決められます。
一概にそれだけではありませんが、木造軸組み工法の場合は主に筋交いで計算されます。(2×4などは面材で計算します)
筋交いは木そのもので柱・梁と接していて、圧縮や引張など地震力に耐えることができます。
それに対し2×4や鉄骨造などは基本釘と金物に頼ることになります。
これが何かといいますと釘・金物は繰り返しくる地震に対して木とは違い、力に伸縮・追従しないので徐々に緩んだり、外れたりしていきます。
よく2×4の面材は釘で留めていますが、当然面材のベニヤのほうが柔らかいため地震で釘が浮き上がり、抜けてしまうパンチングシアという現象が起きます。
そうなるともう耐震壁、、ではありませんね。
建築基準法上、神﨑建設でも釘・金物ももちろん使いますが、基本は木材には木材で地震力を伝えます。(写真にもありますが筋交いの端部が梁・柱に食い込んでます)
そしてその筋交いも神﨑建設では105×45という厚さの桧の無垢材!これを標準装備しています。
あわせて基本的に、けさ掛け(シングル)でなくたすき掛け(ダブル)です。
そしてここも神﨑建設だけ、たすき掛け筋交いのクロス部分に太く長いビス3本で固定します。
これにより地震からの水平垂直荷重からくる、ゆがみやたわみの影響も軽減され、最適な形状を維持したまま家を支え続けていきます。