• 青森ひばの土台(鬼滅の土台)

    2020/12/05

    現在、練馬区で大規模改修工事をしております。築80年以上の平屋の家です。 鬼滅の刃の舞台、大正時代の少し後の建物です。勿論、壁は土壁でした。通称、小舞壁、竹や貫を縦横に編み込んだものです。 構造材がすべて無垢材だった為、高温多湿の日本の風土をずっと耐え抜いてきた、生きた証がここには、ありました。 その歴史が当時の棟梁の技と共にホゾにも、しっかり刻まれておりま…

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  • 漆喰壁の裏③

    2020/07/04

    前回からの続きで「漆喰塗り壁の下地材の透湿性について」の実験結果をアップします。 まずは作成したサンプル壁の紹介です。 ①PB(プラスターボード、普通石膏ボード):最も一般的な壁下地材です。ビニールクロスでも漆喰などの塗り壁でも、一般的に建築会社はこれを下地にします。 ②LB(ラスボード、塗り壁用下地ボード):表面型押しされていて塗り材が定着しやすいボードで…

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  • 漆喰壁の裏②

    2020/06/27

    前回作成しました実際の壁サンプルが養生期間を終えましたので、いよいよ実験スタート! の前にあらためて実験の目的を説明しておきます。 漆喰を塗る壁の下地の違いによる透湿性(水蒸気の透過率)の差はどの程度あるのか? そもそも本当にちゃんと透過しているのか?を検証してみたいと思います。   その前に、、とある建築会社さんのHPで 『下地の石膏ボードには調…

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  • 漆喰壁の裏…

    2020/06/16

    漆喰の壁について、ウィルスに対する有効性やその塗り方などのブログを更新してきましたが、今回は原点に戻り、漆喰の調湿性についてです。 漆喰の多々ある機能の中でも「漆喰といえば」ジメジメ蒸し暑い室内を快適にしてくれる調湿機能です。 これから梅雨本番。 日本特有の高温多湿、昭和から比べると都市部はヒートアイランド現象の影響もあって、夏の終わりが約50日以上も長くな…

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  • 新型コロナウィルスと漆喰について②

    2020/06/04

    前回のブログから反響がいくつかありました。やはり宣言解除後でも第2波・第3波の心配や東京アラート発動もあり、まだまだ一番の関心ごとですね。 前回写真で漆喰左官工事の状況を添付しましたが、家中の壁・天井を鏝(͡コテ)で塗っていくというのは私たちは見慣れてしまっていますが、一般的にはまだまだ特殊な作業風景に見えるようです。 一般的にどこの住宅でも大工さんの作業が…

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  • 新型コロナウィルスと漆喰について

    2020/05/26

    新型コロナウィルスも日本では一旦収束しつつありますが、世界的にも経済再開後に第2波・第3波が韓国やイランで報告されています。 また、第2波は若年層の被害率が拡大する傾向にあるようです。 …いきなりコロナ情勢から入りましたが、私たちカンザキ建設は無垢の木と漆喰が基本の会社です。 健康面においてはビニールクロスや合板接着剤に依存する住宅メーカーとは一線を画すこと…

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