新型コロナウィルスと漆喰について②
前回のブログから反響がいくつかありました。やはり宣言解除後でも第2波・第3波の心配や東京アラート発動もあり、まだまだ一番の関心ごとですね。
前回写真で漆喰左官工事の状況を添付しましたが、家中の壁・天井を鏝(͡コテ)で塗っていくというのは私たちは見慣れてしまっていますが、一般的にはまだまだ特殊な作業風景に見えるようです。
一般的にどこの住宅でも大工さんの作業が終わるとクロス屋さんがビニールクロスを貼っていくのが普通です。
ビニールクロスの内装仕上げなら早ければ5日、かかっても10日程度で内装工事が完了します。
カンザキ建設の標準的な内装左官工事では平均して1カ月はかかります。
石膏ボードに漆喰を塗る前に石膏プラスター(下塗り材)をコテで塗ってからさらに漆喰を塗っていきます。
手間はかかりますが、石膏ボードに漆喰だけを薄塗りで仕上げるより調質効果も高まり、仕上がり後の割れもなくなります。
カンザキ建設では漆喰自体にもこだわり高品質な昔ながらの漆喰を採用しております。
下塗り材も漆喰と相性の良い建材を使用していますが、この下塗り材だけでも20kgの袋で120体前後(延べ30坪で)、漆喰の材料も合わせるとなんと1棟の家で3トン以上の内装材を塗っていくわけです。
これらに大量の水を混ぜて熟練の職人が丁寧に手作業で塗っていきます。当然一カ月はかかります。
工期はビニールクロスを貼るだけに比べると3倍以上かかりますが、、、そのおかげでウィルスなどの病原菌にも有効な内装で、調質性や消臭・防カビ防虫性能などに優れた家で快適に生活できるわけです。
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