暖炉のある家
設計部の倉茂です。
この夏にお引渡しをした一棟。
薪の暖炉を備えた家です。
暖炉の床や壁は大谷石・両脇には耐熱ガラスを使用。
手前のペンダント照明はルイス・ポールセンのトルボーを採用。
吹抜けにキャットウォーク。ここでは、フラットバーとワイヤーを設けました。
キャットウォークの突き当りの壁は、実は、部屋へ通じる扉があります。
扉を漆喰で塗って、壁面と面一とし、目立たせないように。
今回は、照明のダクトレールの溝を梁に事前に掘ってもらったので、スッキリとレールが納まっています。
梁にダクトレールするならば、今後はこれでいきたいです。
カンザキのオリジナル建具。
ドア本体もドアの枠もタモ無垢材になります。
四方の框が無垢で、中板が突板になっています。
中板まで無垢を使用するよりもコストが抑えられて、変わらぬ重厚感がありました。
これは今後もっと採用していきたいと思いました。
階段から見上げた写真。
漆喰の白は、同じ白でもクロスとは全く違う、光の陰影。
洗面ボウルとタイルと丸い鏡。
タイルは名古屋モザイク社のヴィンセント という23㎜モザイクタイル。
お客様が選ばれたタイルでしたが、無垢と漆喰に馴染んでいて、愛称がとても良かったです。
玄関上の庇です。
細かい設計図は書かず、ベテランの棟梁と打合せで作ってもらいました。
腕のいい棟梁ですので、こういうものを作ってもらうとその腕の良さがよく分かります。
ありがとうございました!
夏の暑い日の引き渡しでしたが、室内に入ると、嫌なムッとした感じがなく、心地よい感じでした。
特にこちらはセルローズファイバーを使用しているので、より顕著に感じたのかと思います。
なんだか本当に自分が住みたくなる家でした。
暖炉が薪というのがまた、冬を待ち遠しい気持ちにさせてくれます。
出会ってから完成まで一年くらいかかったでしょうか。
打合せも楽しくやらせて頂きました。
ありがとうございます。
引き続き宜しくお願い致します。
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