棟梁
良い食材、新鮮な食材を生かすも殺すも、腕利きの料理人の技の見せ所。建築も似ております。下準備、段取り、目利きが重要になります。
自然乾燥の無垢材は特に、反りやくせがあり、経験と研ぎ澄まされた感性が大切です。カンザキの優れた棟梁を紹介します。
本村棟梁と二代目の紹介です。本村棟梁はカンザキの建築に従事してくれるようになり来年で25年になります。
私が設計担当した最初の案件から10年以上、100棟程度すべて手刻みであったこと、手板が図面だったことは
とても貴重な経験、財産です。本村棟梁から無知で未経験な私に建築、木工事の基礎を一から教えて頂いた私の師匠の一人です。
カンザキでは平屋、狭小建築、150坪もある大きな住宅建築まで手刻みした案件だけでも数百棟になります。
その多くを手掛けた名手が本村棟梁となり、現在、桜匠館(浜田山4-10-8)を手刻みしたショールームがご覧いただけます。
(いま、有難いことにご予約のお客様が多くいらっしゃり、桜匠館は、骨組みのままの状態です。お客様が一番に優先です。)
多くのカンザキの大工が本村棟梁から育ってきました。その一人が二代目の登志也棟梁です。
10年以上も前になりますが、一緒にフットサルをしたチームメイトでもあります。サッカー上がりのため、
ピッチにあがった瞬間にスライディングしたポテンシャルは、いまでも鮮明に覚えてます。
※フットサルはスライディングタックルは禁止ですが、ボールがラインを割りそうな時のスライディングは可能なプレイです。
背景に見える内地松の地板は、床の間の材料で、大変貴重な無垢材です。
今日も自由が丘で大きな建築に腕を振るっております。
神﨑隆馬
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