継承(伝統技術と生命)
都内で基礎工事の配筋工程がゴールデンウィーク前後迄、ご覧いただけます。一般的な木造基礎のベース筋と立ち上がりの鉄筋は300ミリのピッチですがカンザキ建設は間隔150mミリと細かく入っており非常に頑丈です。ご予約してくださればご見学が可能です。
こちらの現場は今から丁度20年前に建ててくださったお客様のお子様がご結婚され、二代続けてカンザキに注文してくださいました。
そのご実家の工事も少し携わった本村棟梁がこのご縁を受け継ぎ施工させて頂きます。
本村棟梁と二代目に更にこの春から棟梁の孫、三代目も弟子入り致します(本村棟梁の娘さんの子)。
お陰様で今年に入り通年の2倍を超える設計施工のお申込みがあり大変嬉しい忙しさがあります。
絶え間なく仕事が無ければ伝統技術、匠の技の継承も成り立ちません。ご指名くださるお施主様に深い感謝を申し上げます。
現在、本物の手刻みが出来る棟梁や左官職人が居ない、技術の継承が出来ないと言われておりますが本当はまだ沢山の職人はおります。しかしその技術を生かす場所が無いのです。建設会社が手間を惜しんで時間も費用を掛けない工法を選び続け提案し続けますと、確かに漆喰も無垢材、自然乾燥材の工法技術も無くなってしまいます。
しかし見識あるお施主様がいる限り、伝統技術は消えることはありません。基礎工事も手間暇が掛かる工法ですが耐震性の高い施工を心掛け継続していきます。
「ものづくり」する国は滅びないと云う諺があります。日本には絶やしてはならない伝統技術があり、目先の事だけを追う、急いで出来上がるだけを追う時代の流れに逆らっても建築哲学を貫いていきたいと思います。
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