桜匠館ができるまで1
浜田山モデルハウスの隣に「桜匠館」を建設しております。
「桜匠館」には創業者の”願い”があります。
それは
①この建物こそが日本の伝統構法技術の資料館。過去の遺産ではなく、これからの建築技術の伝承館として、この建物から次世代の建築を発展させる。
②神社仏閣の建築技術の引継ぎではなく、日本人の誇れるこの技術と英知を、民間の一般建築に活かしたい。日本の木造建築技術を浸透させ、心ある人たちから自らの邸宅に活かす機会にしてほしい。職人達の手刻みの高い技術を後世に残していきたい。
③建築文化として、より多くの方にお越しいただき、子供たちの教育の場としてもご活用いただきたい。
「無垢の木と漆喰で建てる」と聞くと、昔風の日本家屋というイメージをお持ちの方が多いかと思われます。
その印象をお持ちの方が浜田山モデルハウスにいらっしゃると、モダンな意匠に驚かれます。
そんなモダンテイストの浜田山モデルハウスの隣に、真の日本の伝統構法の建物が並んで建てられ、その両方を見比べる見学ができるというのは、なかなか面白そうな挑戦企画だと思いませんか?
建築好きな方にも、これから家を建てようと思にう方も、ぜひ見ていただきたいと思います。
この、本気でまじめに面白い企画「桜匠館」ができるまでを、このブログで少しづつお伝えしていきたいと思います。
第一回目のレポートは、地盤調査~地盤改良工事~杭打ちの様子から。
白い建物が浜田山モデルハウスです。手前のさら地が桜匠館の工事予定地。
地盤調査の機械。
さら地にこの紐が引かれている光景はよく見かけますね。地縄です。建物の中心(芯)がこのラインです。
柱状改良工事(セメントミルクコラム工法)
地耐力確保の為、液状のセメント系固化材と水を撹拌してセメントミルクを作り
それをポンプで圧送し、地盤の土と混合撹拌し杭を作ります。
浜田山モデルハウスの屋上から撮影しているので全容が分かります。
次回は地業のレポートをお届けします。
※現在、桜匠館の建設は木工事が進行中。国産ヒノキの尺柱や、丸太の梁などを使用した現場は一見の価値があります。見学随時受付中ですので、是非ご来場ください。
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