漆喰壁が新型コロナウィルスを99%不活化する
「漆喰塗料の新型コロナウィルスに対する不活化を実証。わずか接触5分で99.9%を不活性化(実験室での評価)」との報告が話題になっています。
下の画像は漆喰の中を2000倍の電子顕微鏡で見たものです。当社から依頼して、村樫石灰(株)の研究室で写してもらいました。
微小のリアス式空間の中と外を、空気が移動できることが分かります。
① 素材の中の空気が移動できるということは、無機物が呼吸しているということでしょう。
② ①によってその素材の外の空気も出たり入ったり移動できることを意味します。
この①と②の条件が揃って初めて「漆喰壁が呼吸する」といえる大原則です。
何十年の日々の仕事の中で我々やお施主様が漠然と実感している、この①②の要素が揃う漆喰壁が、空気中の新型コロナウィルスを不活性化できるのではという考え方が大変多く聞かれるようになり、嬉しく思います。
漆喰壁は乾燥しているとph7の中性に近いものですが、湿気や水分を含むとそれ以上の強アルカリに激変します。殺菌力を持つものです。調湿力も高く、梅雨時は湿気を壁が吸ってくれ、室内の温度を下げます。それは脱臭力にもなります。また、カビが生えにくくアトピーやアレルギーを持つ人にも良いといわれています。部屋干しの洗濯物もよく乾きます。
コロナの問題だけではなく、住環境から免疫力を高めるという、この素晴らしい素材を、家づくりに使わないのはなぜでしょうか?
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