渋谷区/共同住宅/地下工事
渋谷区で先日、地下耐圧コンクリート打設工事が行われました。
暑い中、職方さん達は大変な作業をしてくれております。重労働をしてくれる方たちがいて、家が出来上がっていくのです。
都心の一等地に、チークや樺桜の無垢のフローリング、天井、壁は漆喰左官の自然素材、住む人の健康を最優先にした賃貸長屋を建築中です。不燃材の漆喰は火災の際にも、安全な素材です。巾木も窓枠、ドア枠もみな無垢のヒノキは呼吸する素材。いま、殆どが塩ビシートの枠材、階段板など、木に見せた木でない素材が多くなっています。
温もりがある本物の素材は、時間が経てば経つほど、味わいが増してきます。自然素材の偉大さに人が作り上げた新建材が到底勝てることは出来ないと感じます。この建物もきっと30年経過すると良さが増し、増しとなることでしょう。建物の良し悪しは時間が経過して、はっきりと判ると思います。そして
地下RC+木造3階建ての大きな建築は、オーナー様の人柄、優しさに満ち溢れております。
設計は塩澤昌之。 数多くの打ち合わせから、これから建築が少しづつ出来上がりに向かっております。稀有な工法、素材になっております、時代の流れも、とても激しいですが、自分たちの建築哲学を貫いて不器用でも自分の足で歩いていきたいです。
神﨑隆馬
copyright © Kanzaki Architects Co.,LTD. All Rights Reserved.