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住まいを考える自然乾燥と人工乾燥材(KD材)

自然乾燥と人工乾燥材(KD材)

筑波大学名誉教授であり安藤邦廣先生は「茅葺きの民俗学」(はる書房)、「小屋と倉」、「住まいの伝統技術」(建築資料研究社)「住まいを4寸角で考える-板倉の家と民家の再生」(学芸出版社)など数多くの著書を執筆され「循環する住まい」「地域の木を生かす板倉の家づくり」を提案されている里山建築研究所の主宰をされており、TVなど古民家などの紹介などにも出演されている方のお言葉をご紹介します。

「人工乾燥の木材は細胞が老化した老人の肌のようなもの。バサバサしていて艶もないし張りもない。呼吸もしない。それに対して自然乾燥の木材は若者の肌のようなもの。収縮や膨張などの悪さもするが艶やかで、張りもあるし呼吸する。そして、これから壮年期にかけて更に強くなる。だから何百年もの間、家屋を支えることが出来た。それに対してKD材は、強制乾燥をかけた直後から劣化が始まる。しかしそれでも30年程度は問題なく家屋の建材として使用に耐えることは出来るけれど。」と仰っており、神﨑建設の建築哲学と同じ方がおり大変感動しました。

住宅展示場の家は、ほぼすべて人工乾燥材のみの家づくりです。カンザキ建設50周年を記念して建築された桜匠館は、現在カンザキの構造見学会の現場同様、主要構造材はすべて自然乾燥材です。その空気感の違いを体感しにお越しくださると幸いです。なんと床の桧も自然乾燥です。

桜匠館(毎週土日、祝日10時~16時 オープン)

写真は青森ひばの自然乾燥

木そのものを生かす建築をカンザキ建設は、時代に流されることなく、これからも自分たちの足で歩んでいきたいと思います。

建て主様の深いご理解のもと、設計、施工の依頼お申込みがあって成り立つことに心からの感謝を持ち

設計者、現場管理者そして職人たちと同じ気持ちになって取り組みことが大切だと思っております。

神崎建設 神﨑隆馬