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閉眼法要(禅定院)

先月7月20日 練馬区石神井町の禅定院本堂と本尊阿弥陀如来の閉眼法要に、住職様、副住職様、檀家様とカンザキ建設設計部長塩澤と出席させて頂きました。

鉄筋コンクリート造で50年以上経過し、耐震強度が不足しているため、やむを得ず建て替えが決まり数年間の協議があり、「これからは耐久性の高い木造建築で本堂を」と望まれた、住職様、檀家様の願いが詰まった建築がこれから始まります。

東京には多くの社寺仏閣の建築がありますが、無垢自然乾燥材の総ひば造り(構造躯体、柱、梁、土台、桁、大引き、根太など)の本堂建築は歴史上、初めての事だと思います。青森ひばの自然の持つオーラを秘めた木の力が、このご縁を開いてくれたように感じ、その責任の大きさに武者震いするような高揚感を感じました。この道のりには昨年設計施工させて頂いた、世田谷区烏山の善行寺の庫裡客殿建築の流れがあり、ひとつ一つの出来事が運命を切り開いてくださったように感じます。カンザキ建設も創立50年を超える歴史では、1000棟近い建築(注文住宅を中心に共同住宅、店舗、木造スーパー、RC建築、鉄骨造など、改修工事全般)を設計及び施工の歴史はありますが、本堂建築は初です。しかし、経験豊かな青森の角野建築(宮大工)とタッグを組むことで不安はありません。

本日から解体工事が開始されました。本堂の中で再利用できるものは活用してまいります。写真は本堂の内陣への上がり框です。無垢の尾州ひのき7.5寸角長さは7間(12.7m)もの。客殿庫裡で使うよう、取り外しには本村棟梁、内田棟梁、目黒棟梁、芝口棟梁などカンザキオールスターが集結しました。このような建築に携われることに、山下太住職、角野建築さんを紹介してくださった飯田橋「ひば工房」の木下さん、いままでの神﨑で建ててくださったお客様、多くの職人の方たち、そして先代社長の神﨑隆洋に感謝の気持ちを、この建築に表したいと思います。これからこの建築の骨組みなど、多くの方に貴重な材料と技術を見てくだされば、と高麗住職様も仰ってくださっております。技術の継承と本物の木材への理解が深まること、すなわち文化の一つと云えるのではないかなと少し大げさではありますが、少しでも多くの方に無垢材と漆喰の本堂を体感してくださるよう願っております。そして、素材だけでなく現代の意匠を上手に取り入れた美しい住空間にもしたいです。

神﨑隆馬