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仮組・青森ひば本堂(練馬区)

神﨑建設と提携している角野建築さんは、青森県むつ市の工場で練馬区本堂の仮組に取り掛かっております。

2025年12月には青森県で震度6強の地震により、学校の体育館に避難。

2026年1月21日の積雪は80㎝ほどになり、2月1日には青森市街でも180㎝超え、積雪の年間最高記録史上4番目の大雪で青森県が自衛隊に災害派遣を要請し災害級の大雪となりました。

そのため、交通手段を妨げる雪かきなどに人手を奪われ、作業は遅れることになりました。

その後6月には再び青森市、十和田市、むつ市は震度6強の地震。津波による避難警報による避難生活を余儀なくされ、

そして9月には青森県にも線状降水帯が発生し、災害レベル4から5.つまり合わせて2カ月くらいの刻みの工期の遅れが伴ってきました。

自然の驚異には、到底人のすることは、相手にもならず、どうすることも出来ません。

そんな中、不屈のこころで、制作の細部においてより良い完成形を目指すため、より難しい大変な加工を常に選択し、率先し作業時間を惜しまない手仕事。

角野棟梁は、師匠にあたる小川棟梁(法隆寺の改修工事のレジェンド西岡棟梁の数少ないお弟子さん)の鵤工舎にも出向き教えをこうむりながらすすめています。

 

青森ひばの柱は原木を8角にし、それから16角、その後32角、そして丸みを帯びた柱にする作業も鉋で仕上げます。

隅木の仕口はたいへん複雑です。そして7間×7間以上の本堂の仮組は、広い敷地でなければ出来ません。角野棟梁の作業場、青森ひばを保管している敷地は1600坪。

奥に見える樹木は青森ひばの森です。そしてその手前には角野棟梁の青森ひばのストックも、さりげなく伺えます。

社寺建築では「仮組」が必須とのことです。加工した柱、梁、桁などの部材を本番の建て方の前に一度組み立てて、納まりや接合状態を確認する作業とのことです。

建物全体の歪みがないか、加工寸法に誤りがないか、加工寸法が合っているかなど、角野棟梁は大げさかも知れませんが、まさに命を懸けて、取り組んでいる姿勢には、私も設計及び監督の塩澤も感動するとともに

いつも頭が下がり、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになります。

工期は多少遅れますが、妥協しない仕事ぶり、そして丁寧に仕上げてくださる角野建築に、9月6日お会いでき、秋の建て方に掛ける思いをより強く感じることが出来ました。

 

神﨑建設 神﨑隆馬 ・ 塩澤昌之