現場リポート/塚越店舗新築工事(仮称)その5
屋根の下地板を張り終えました。
この段階でいったん、関係者様向けの説明会を開きます。
日本は良質な木材の宝庫です。すべて国産の無垢のひのきの構造材(土台は青森ひば)の大規模建築は
構造計算だけでも、九州、川崎、東京の3人の別々の構造計算の先生に依頼し、その知識をまとめ、
ここまで辿りつき上棟式まで、迎えられました。
食料の地産地消という言葉がありますが、
この国にある材料を使うことで、無駄な運搬費用も抑えられます。
そして最も大切なポイントは「呼吸する無垢材」を使うことです。
集成材は残念ながら、人工乾燥材でしか成り立たない材です。
人工乾燥の悪い点は(材料・使用部材により、高温、
木が本来持っている素晴らしい資質をすべて殺してしまう、
利益のために安価な素材を大量に輸入する→安価故に弱い→
木を殺してしまう行為だけではなくこの循環、
あとは、周知の事実です。
誰も止められない、異常気象、台風の猛威、
建築業界での人工乾燥の話しだけでも、
自然乾燥された木材は呼吸を続けられるのです。
家として建てられた後も、生き続けていることを、どうか忘れないでいて下さい。